検査室の位置
臨床化学検査室
生化学検査とは、血液や尿などを化学的に分析して、健康状態や病気の程度を調べる検査です。臓器が障害を受けると、細胞が破壊されて臓器特有の物質が血液・尿などに流出したり、その臓器が作っていた物質が作られなくなったりして、「基準値」から外れます。そこでこれらの物質を測定することで、どの臓器が障害を受けているのか推察できます。測定には自動分析装置を使うため、メンテナンスをおこなって正しいデータが報告できるよう努めています。
検査室2階
検査室3階
検査時のご注意
検体検査(採血・尿検査・喀痰検査、便検査)
◆採 血- 採血の際の食事、薬の服用は事前に主治医に確認をお願いいたします。
- 袖のきつい服は避け、ひじ上まで出しやすい服装でお願いいたします。
- 下記に該当する場合には採血前に採血者にお伝え下さい。
- 採血をされたときに気分が悪くなったりしたことがある方
- アルコールやテープでかぶれたことのある方
- 血液透析中でシャントのある方
- 乳房切除術を受けられた方
- 血液を固まりにくくする薬剤を服用されている方
- 血液の止まりが悪い方
- 採血後の止血は、止血用脱脂綿の上から5分以上しっかりと押さえ、絶対に揉まないようにして下さい。血液の止まりの悪い方は長めの圧迫をお願いいたします。
◆尿検査- 尿量については検査の内容にもよりますが、ほとんどの場合は採尿コップに1/3ぐらいあれば充分です。
- 尿量が少ない場合でも、尿は捨てずにお申し出下さい。
◆喀痰検査- 喀痰を喀出する前に、うがいを行い口腔内の常在細菌を洗い流して下さい(うがい薬は使わないで下さい)。
- 咳払いを行い喀痰を喀出しますが、黄色や緑色の粘りけのある固まりが喀痰です。さらさらとした無色や白色の液体は唾液です。唾液は検査材料とはなりません。
◆便潜血検査- 生理日の採便は避けて下さい。
- 痔疾のある方は、主治医にその旨をお伝えください。
- 採便日から提出日までの期間が長くなると、検査ができないことがありますのでご注意下さい。
生理機能検査(心電図検査、エコー検査、呼吸機能検査、脳波、サーモグラフィ)
◆心電図検査- 心電図検査では、手首、足首、胸部に電極を装着しますので、着脱の簡単な衣服で順番をお待ち下さい。
- 少しでも力が入っていると筋電図としてノイズが混入し、記録がうまくいきません。リラックスして検査をお受け下さい。
- ホルター心電図検査当日は、お風呂やシャワーに入れません。また、肌がかぶれやすい方は当日、担当の技師にお知らせ下さい。
◆エコー検査- 検査部位が出しやすい服装で順番をお待ち下さい。
- 検査の内容や患者さんの状態等により、お呼びする順番が前後することがありますが、予めご了承下さい。
- 腎動脈エコー検査を受けられる方は、3時間前から絶食して下さい (少量のお水を飲んであれば飲んで頂いても構いません)。
◆呼吸機能検査- 呼吸が制限されるような締め付けの強い服装や下着の着用は避けて下さい。
- 患者さんの努力次第で検査成績が変わることがあります。検査中は担当者が声をかけて誘導しますので、ご協力をお願いいたします。
◆脳波- 時間のかかる検査ですので、検査前にお手洗いを済ませて下さい。
- ヘアピン等は外させて頂くことがありますのでご了承下さい。
- 頭部にクリームを塗り電極を装着します。検査後は、ご希望があれば洗髪して頂くことも出来ます(シャンプードレッサー完備)。拭き取りの場合、若干クリームが残りますので、気になる方は帽子等をご準備下さい。
◆サーモグラフィ- 検査予約時間の3時間前から絶食して下さい。
- 下記の行為は検査に影響しますので、控えて下さい。
- おやつ・入浴・湿布・塗り薬・トイレの我慢・たばこ
- 歩行などの運動・マニュキア・手洗い(手の検査の場合)
- 点滴(主治医が了承済みであれば可能)
- 下記の検査はサーモグラフィ検査に影響します。
(日本サーモロジー学会ガイドラインより)EMG・動脈造影・ミエログラム・針刺入式EMG